ファン50人が集結! 「第1回箱根そばフェス」は、“箱根そば愛”あふれるイベントだった
座談会「未来に向けて駅そばには何が必要か」を開催
クイズが大いに盛り上がった20時過ぎから、メインイベントの1つ座談会「未来に向けて駅そばには何が必要か」を開催した。筆者も司会進行で参加した。登壇者は次の4名。 ・株式会社小田急レストランシステム箱根そば事業部長、櫻沢達也さん(箱根そば全般のかじ取りをされているキーパーソン) ・株式会社小田急レストランシステム箱根そば第一事業グループ支配人、今若直樹さん(立ち食いそばの大ファン) ・株式会社東急グルメフロント部長、浅野豊彦さん(しぶそば全般の仕事に係る達人) ・京急ロイヤルフーズ株式会社取締役、若林義明さん(あの「そばゲティ」の産みの親、えきめんやの販促企画の要)
4つのポイントを重視
「未来に向けて駅そばには何が必要か」という問いに対し、事前に協議した結果、4つのポイントを重視した。
全員とも横断的に交流があり、ざっくばらんなフリートークのような雰囲気で討論は進んだ。それぞれの項目に対し、意見交流があったので要約して掲載する。
1.フレンドリーな立ち位置(イメージ作り、愛称、キャラクターなど)
・箱根そば:櫻沢達也さん 短時間で利用される駅そばだが、「箱根そば」は今後も沿線に愛される店として、真摯に対応していくことが大切。キャラクター「やっこさん」も沿線の方に慣れ親しんでいただいて来ていると思う。小田急電鉄のキャラクター「もころん」にも登場してもらい、若い世代や広い世代にアピールして行きたい。 ・しぶそば:浅野豊彦さん 「しぶそば」ではとにかく優しい「しぶそば」を目指すということで、キャラクターの「しぶくまくん」や東急電鉄のキャラ「のるるん」などをフル活用して、SNSなどでも情報発信している。最近は女性客も増えている。ゆっくり座れる店、明るく衛生的で、息抜きできるような工夫を常に考えている。 ・えきめんや:若林義明さん 数年前、「そばゲティ」というメニューを開発した時、やはり、情報発信が必要だろうということで「そば親父」というキャラクターを考案し、SNSで積極的に情報発信するようにした。その結果、認知度が上がり活性化につながった。お客様とともに感動体験を共創していくことが我々の基本的な姿勢であり、フレンドリーな立ち位置は極めて重要である。