流浪の〝松坂世代〟43歳右腕が欧州舞台で完全試合、13K快投に驚きの声「野球の上手な旅人」「何歳まで現役しとんねん」
NPBでは和田毅が現役最後の〝松坂世代〟として奮闘しているが、欧州の地で「松坂世代最後の大物」が快挙を達成した。 ■流浪の〝松坂世代〟43歳右腕が変わらぬフォームで完全試合【動画】 2023年シーズンからドイツのハンブルクでプレーするロッテ、阪神、DeNAなどで活躍した久保康友(43)投手がケルンとの試合に先発。立ち上がりから3連続三振の好発進を決めると、12点の大量リードにも守られ7回コールドながら走者を一人も出さず完全試合を達成。投球内容は、内野ゴロ4、内野フライ1、外野フライ3、三振13。最後の打者を空振り三振に仕留めると、マウンド上に歓喜の輪ができた。 この様子を久保が自身のインスタグラムで公開。「週末2連勝 7回失点0(完全試合参考記録?)コールドで7回終了」などと綴り、チームメイトとの集合写真や全アウトの動画を紹介した。SNS上では「すげえええええ!」「野球の上手な旅人」「年齢を気にしていたら、野球なんか出来ないよ」「何歳まで現役しとんねん」「素晴らしいニュース」などの声が上がっている。 久保は関西大学第一高校、松下電器を経て2005年ドラフトの自由獲得枠でロッテに入団。「松坂世代最後の大物」と呼ばれ、1年目から10勝を挙げ新人王を獲得するなどチームの日本一に貢献した。その後、阪神、DeNAと渡り歩き、18年はアメリカ独立リーグでプレー。19年にメキシカンリーグでプレー後、2年間所属球団がなかったが、22年には関西独立リーグの兵庫に加入。23年からはドイツ・ブンデスリーガに移り、昨季は11勝4敗の成績を残している。
西日本新聞社