広島D1位・常広羽也斗、実戦デビューで5Kも3回3失点
(ウエスタン・リーグ、広島―阪神、7日、由宇)広島のドラフト1位・常広羽也斗投手(22)=青学大=は5奪三振も3回4安打3失点のほろ苦い実戦デビューとなった。 一回、先頭で中前打を浴び二盗を許した。続く打者を四球、その後1死一、三塁を招き、井上に甘く入った変化球を左越えに運ばれ、いきなり3点を失った。 二回以降も走者を背負ったが、140キロ台後半の直球とフォークのコンビネーションで追加点は許さなかった。二回1死一、三塁、味方の失策が絡んだ三回2死三塁ではギアを上げ無失点。毎回の5奪三振をマークするなど高い奪三振能力を発揮した。 2月のキャンプ中にコンディション不良を発症し、リハビリに時間を費やした。先発予定だった6日の同戦が雨天中止となり、この日にスライド先発。登板前日には「相手打者と勝負することを意識したい」とテーマを掲げ、ようやくプロでの一歩を踏み出した。