辺野古サンゴ、移植作業が完了 大浦湾、一部死滅で早まる
米軍普天間飛行場(沖縄)の名護市辺野古移設を巡り、防衛省が、軟弱地盤の広がる大浦湾側の埋め立て対象海域にあるサンゴの移植作業を完了したことが9日、同省沖縄防衛局などへの取材で分かった。 今年5月までの予定だったが、昨夏の高水温などでサンゴが一部死滅、移植の必要な生きたサンゴが減ったため、早まった。大浦湾側で移植した群体数について防衛局は「集計中」としている。 県や防衛局によると、作業は昨年12月28日までに完了。同日、海底に敷き詰める砂を作業船から投入し、軟弱地盤改良工事に着手した。 県は死滅したサンゴの数や、死滅と判断した根拠を説明するよう、防衛局に求めている。