マンUのOBルーニーがラッシュフォードに言及 「ベストのシーズンを過ごしていない」 「リーダーではない」
昨季はヒーロー、今季は批判の的
9日(現地時間)、マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ第28節でエヴァートンと対戦し、2-0で勝利。この試合では、36分にイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードがリーグ戦2試合連続となるゴールを決めた。 しかし、公式戦56試合で30ゴールを記録した昨季のパフォーマンスと比較すると、今季のラッシュフォードが周囲の期待に応えられるような結果を残しているとは言えない。今季の公式戦での得点数は、エヴァートン戦のゴールでようやく7ゴール目だからだ。 現役時代にイングランド代表でマンチェスター・ユナイテッドで活躍したウェイン・ルーニー氏も、イギリスの有料放送『TNT Sports』の番組内で今季のラッシュフォードについて、「彼が活躍してくれることを望んでいる。ユナイテッドの下部組織出身の選手だからね。でも彼には継続性が必要だ。ベストのシーズンを過ごしてはいない」とラッシュフォードに好不調の波があると指摘し、状況を改善するために同僚達の助けが必要であるとコメントした。 「彼がチームのリーダーだとは思わないし、彼の態度もベストとは言えない時がたまにある。カゼミロ、ヴァラン、フェルナンデスといったチームのリーダー達がラッシュフォードの力を引き出してやるべきだ。彼がもっと活躍できるかは、チームメイト達にかかっている」 ルーニー氏は、「『ラッシュフォードこそ僕の得点記録を破る可能性のある唯一の選手だと思う』と僕は以前にも一度言ったことがある」とも発言し、自身が持つユナイテッドの歴代最多得点記録(253ゴール)をラッシュフォードが塗り替えるかもしれないとして、同選手のポテンシャルの高さを認めている。 シーズンもいよいよ終盤に差し掛かろうとしている中、ラッシュフォードは自身への批判を結果で払しょくし、ユナイテッドの巻き返しに貢献できるのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部