日本維新の会が12月1日に代表選実施 馬場代表の出馬有無焦点、吉村氏推す声も
日本維新の会は6日の常任役員会で、衆院選で公示前より議席を減らした結果を受けて代表選を行うことを決めた。党執行部は、代表選告示日を17日とし、新代表を決定する臨時党大会を12月1日に開催する日程を提示した。馬場伸幸代表の出馬の有無が焦点となる一方、吉村洋文共同代表(大阪府知事)を推す声がある。 【グラフィック】大阪府内における維新と自民の衆院選結果 維新は党の規約に基づき、代表選実施の賛否について国会議員や地方議員ら特別党員を対象にインターネット投票を実施。今月3~6日に投票を受け付けていた。 大阪市内で記者団の取材に応じた柳ケ瀬裕文総務会長によると、投票結果は賛成696人、反対56人だった。 維新は、衆院選で公示前の43議席から38議席に減少。馬場氏らの辞任を求める声が相次いでいた。馬場氏は代表選の対応について「圧倒的に代表選をやれということになれば、(不出馬も)考えざるを得ない」と述べていた。若手には大阪での実績と刷新感から吉村氏の待望論がある。執行部には「馬場降ろし」への反感もあり、党内の亀裂が目立っている。