元日の能登半島地震で今も再開できない旅館が多い和倉温泉で被災旅館の食器や家具を販売
石川テレビ
元日の地震で被災した旅館にあった 食器や家具などを販売するイベントがきのう七尾市の和倉温泉で開かれました。 このイベントは旅館や商店で作る「和倉温泉創造的復興まちづくり推進協議会」が、地震で被災した人たちの生活再建などに役立ててもらおうと開いたものです。 今回は和倉温泉にある5つの旅館が出店し、旅館の倉庫に眠っていた皿や重箱などの食器や座椅子やソファーなどの家具が格安で販売されました。会場には1000人を超える人が訪れ、商品を手に取って吟味しながらお気に入りの品を購入していました。 和倉温泉で店を営む人は: 「店をやっているのでちょっと使おうかなと思って器の被害が一番多かったですね。安く手に入ったので良かったです」 内灘町から来た人は: 「小さいころから和倉温泉によく来ていたのでこういうところの復興に少しでも貢献できたら私もうれしいなと思って」 ゆけむりの宿・美湾荘 多田直未社長: 「たくさんの人に来ていただいての和倉温泉ですので今はご宿泊という部分ではなかなか難しいんですがこういったイベントを通して忘れられないようにみんなで立ち上がって頑張っていきたいと思います」 今回の反響を受けて、協議会では今後もこのイベントを続けていく方針を決めたということです。
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