【2024夏の甲子園】どこが勝っても初の決勝進出で激戦必至の準決勝/大会13日目の見どころ
7日に開幕した第106回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)。大会13日目は準決勝2試合が行われる予定。 ■第1試合 神村学園(鹿児島) - 関東第一(東東京) 神村学園の注目は岩下吏玖と上川床勇希。両者共に今大会はここまで打率4割越えの好調ぶり。とりわけ上川床は4試合連続でタイムリーを放っており、大舞台での勝負強さが光っている。昨年は準決勝敗退で終わったチームの悔しさを晴らし、初めての夏の甲子園決勝にコマを進めたい。 関東第一は9年ぶりの夏ベスト4。畠中鉄心から坂井遼への鉄壁の継投を中心に勝ちあがってきた。準々決勝の東海大相模戦では主将の高橋徹平にホームランが飛び出して打線も上向き。夏は初めての、春を含めると37年ぶりの決勝進出を狙う。 ■第2試合 京都国際(京都) - 青森山田(青森) 京都国際は3年ぶりの準決勝。自慢の投手陣は中崎琉生が1完封1完投、西村一毅は2完封と聖地でも躍動している。2回戦からは1番に座る金本祐伍は4試合連続マルチヒットを記録中。この試合も快音を響かせてチームに勢いをもたらし、同校の歴史に新たな1ページを刻めるか。 青森山田は春夏通じて初めての4強入り。大会全体でわずか6本のホームランのうち2本は同校の佐藤洸史郎、原田純希が放っており、「飛ばない」印象の中で確かな強打が際立っている。センバツで京都国際と対戦した際は勝利しており、夏も白星をあげて悲願の優勝に王手をかけたい。
週刊ベースボール