田村セツコ・86歳の健康の秘訣は<そこらへんの草を食べること>!?「民間療法って暗示じゃない?これがいいと思えばそれで効いちゃう」
厚生労働省が公開する資料「健康寿命の令和元年値について」によると、日本の令和元年における健康寿命は、男性が72.68歳、女性が75.38歳だそうです。そのようななか、もうすぐ86歳で、現役イラストレーターとして活躍する田村セツコさんの健康法が話題になっています。そのセツコさん「ヨモギとか、ああいうそこらへんに生えているものが好き」だそうで――。 「タンポポの葉っぱもサラダにまぜます。パリジェンヌみたいね」と話す田村さん * * * * * * * ◆玉ねぎは万能薬 わたしは昔から、ケミカルなものはあんまり飲まないのね。 でも、おねぎ類って、目にいいとかいわれていますよね。ポリフェノールがどうとか、ブルーベリーがおしゃれとかいうけど、おねぎ類は本当にいいみたい。 昔の人がいったような、「あれがいい、これがいい」っていうものをときどき思い出すんですよ。そうすると、玉ねぎは目にいいと。 わたしって、玉ねぎが大好きなの。毎日食べてる。 玉ねぎは、生でサラダに入れてもおいしいし、炒めてオムレツに入れてもおいしいし、揚げて天ぷらにしてもおいしいし。玉ねぎは本当に働き者。 長ねぎも好きよ。白いところもグリーンのところも栄養がある。 目が疲れたときに、ねぎとかミカンの皮、レモンとか柚子の皮、ああいうものの匂いを嗅ぐと、アロマセラピーっていっちゃ大袈裟だけど、なんか本当に、鼻からおでこから、目までも、すごくいいと思うの。 民間療法って暗示じゃない? これがいいと思えばいいわけ。効いちゃうから。 昔から柑橘類は、もう本当に鼻から喉、それから脳にもいいって。
◆「野草とか、もともと好きなんですよ。」 生姜とかニンニクとか、なんでもいいものばっかり。 効くと思うと効く。お金をかけなくても、ヘルシーなものはいっぱいあるわね。 八百屋さんに行ったらうっとりしちゃう。 なにを見てもお薬よ。 だから、八百屋さんのご主人にわたしが、「わー、玉ねぎください! わー、生姜もください!」なんていうでしょ? 安くてこんなに買って500円みたいな。そうするとお薬がいらないんですよ。 庭にあるものだって、好きなものをとったりするの。 フキの葉っぱだって、ちょっと湯がいて、みりんとお醤油で煮たりするんですよ、佃煮みたいに。 ただおいしいから食べるんじゃなくて、「これがもうすばらしいの。ビタミンが豊富なの」って自分にいい聞かせるんです。そうすると効きますよね。 暗示にかけるっていうのかしら。 野草とか、もともと好きなんですよ。 ヨモギとか、ああいうそこらへんに生えているものが好き。 タンポポの葉っぱもサラダにまぜます。パリジェンヌみたいね。 ドクダミの葉っぱもすごい効能がありますね。普通は干して、お茶にするじゃない? だけど生をかじったりしても、すごく清々しいの。 いっぱい食べちゃだめで、なんでもちょこっと。それでもすごくすばらしい。 アクがあるものでも、あまり気にしない。 ヨモギなんかも1回湯がけばいいの。
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