フィアット新型「グランデパンダ」世界初公開! 全長4m&5人乗りに進化した小型イタリア車は EVとハイブリッドを用意
フィアット125周年を記念した、新しいグローバルモデル
ステランティスのイタリアブランドフィアットは2024年6月14日、新型「Grande Panda(グランデパンダ)」の写真を公開しました。 【画像】「えっ……」これが“パンダ”後継車!? 新型「グランデパンダ」を写真で見る(35枚) どんなクルマなのでしょうか。
フィアットは、もっとも古い自動車メーカーのひとつであり、2024年の今年、125周年を迎えるグローバルブランドです。 そんなフィアットが導入する新型グランデパンダは、家族や現代の都市環境に最適な新しいグローバルモデルとして、世界中で展開される予定です。 新型グランデパンダはグループ共通のグローバル プラットフォームを採用して、ローカルベースの生産からグローバルオファーへの移行を開始するため、マルチエネルギー(内燃機関でもモーターでも対応可能な)プラットフォームに基づく新しいグローバル ラインナップの最初のモデルとなります。 イタリア、トリノのチェントロスティーレ(スタイルセンター)で設計された新型グランデパンダは、Bセグメントの平均である全長4.06mをわずかに下回る、3.99mというコンパクトなボディながら、他のBセグメント車よりも際立っています。 コンパクトモデルですが、クリーンなラインによる構成で十分な広さを備えています。乗車定員は5名で、快適なファミリーライフと現代的なシティモビリティとして最適です。 強さと独自性を感じさせるボディは、ウエッジシェイプでダイナミックなデザインです。新型グランデパンダは、スペースのスマートな使い方、クールな個性、そして驚くべき機能をもって、フィアットというブランドを未来に投影するために登場したのです。 ボディのくさび形とダイナミックなデザインは、その顕著なプロファイルラインによって生成されます。グランデパンダは、スペースの革新的でスマートな使い方、クールな個性、そして驚くべき機能で、ブランドを未来に投影するために考案されました。 フロントまわりには独特の新しい個性があり、ボリューム感もあります。正確な直交線を多用して、スクエアメッシュの黒いアッパーグリルからヘッドランプまで、ピクセル風にデザインされています。 バンパーの下部中央にはSUV風のスキッドプレートを備え、オパールキューブで構成されたヘッドランプは、フィアットのリンゴット工場の正面窓をインスパイアしています。さらに、デイタイムランニングライトはターンシグナルにも変わります。 サイドビューを見ると、グランデパンダのシルエットは直線基調でキャビンとグラスエリアを確立した、1980年代の名車「パンダ」を彷彿とさせます。 クラシック「パンダ4×4」をオマージュして、「PANDA」のロゴはドアに3次元印刷されています。 リアエンドに向かって傾斜したルーフラックによって、ボディワークとキャビンのウエッジシェイプはさらに強調されています。 リアまわりのボリューム感は、太めのCピラーが支えています。黒い正方形のバッジにPANDAのロゴが入れられ、4つのFIAT文字がテールゲートに刻まれています。 特徴的なホイールアーチ、ウインドーの傾斜角、ヘッドランプ、どっしり感のあるフォルムなどが、グランデパンダに大胆なキャラクターを与えています。 オリジナル パンダへのデザインオマージュである、PANDAの3次元ロゴや黒いベゼルなどがボリューム感を増加させています。 そして、未来的なスタイルと1980年代の幾何学的なテーマを維持するために、17インチのダイヤモンドカット アロイホイールは魅惑的で様式的なXデザインを採用しています。 ※ ※ ※ この新型グランデパンダに続き、フィアットは2027年まで毎年ニューモデルを発表します。最初にヨーロッパ、中東、アフリカに導入される予定です。 パワートレーンに関しての詳細は発表されていませんが、EV仕様とハイブリッド仕様が設定されるようです。 今のところ日本に導入されることは発表されていませんが、クラシック パンダが人気を集めた日本ですから、このグランデも日本にも導入されれば人気を集めるのではないでしょうか。
VAGUE編集部