「そんなに取っているのかって...嬉しいです」石川祐希、恩人の前で伊通算アタック2500得点に到達! ペルージャは開幕14連勝【男子バレー】
チーム2位の13得点(アタック11、エース1、ブロック1)を挙げた石川を、試合後にインタビュー取材。まずは、終えたばかりの一戦を振り返ってくれた。 「しっかり3-0で勝てて良かったと思いますし、モデナもサーブが非常に好調で少しエースを取られてしまったところは修正する部分かなと。自分としてはパスも返っていたと感じているので、そこは評価したいと思います。スパイクで少しミスがあった点は課題として取り組みたいです」 際立ったジャンプの高さと幾度も見せた身体を張った守備が、コンディションの良さを象徴しているように感じたと伝えるとこう返した。 「調子は全然悪くないです。試合に出た時に活躍できているのかなというふうに個人的には感じています。今日もいい状態で最後まで集中を切らさずに試合を終えられたところが良かったと思います」 自身最初の攻撃で、イタリアでのアタックによる通算ポイントが2500得点に到達した石川。 「(記録は)気にかけていなかったので、そんなに得点を取っているのかって思って、、、うれしいです。でも、まだ終わっていないので、この先もっともっと得点を取っていきたいです」 石川を高校時代から専属サポートする野口嵩広トレーナー(スポーツケアルーム代表)がこの試合を会場で観戦。イタリアへ数えきれないほど足を運んで全力疾走を続ける背番号14の支えとなり、世界の頂きへともに進む同志でもある人物の目の前で、リーグ在籍10年の軌跡を物語る数字を残したことは、偶然ではなかったのかもしれない。 年内最後の試合となる次戦は勝利必須の大一番。ホーム開催のコッパ・イタリア準々決勝(日本時間12月31日午前4時30分開始予定)でモデナとの再戦に挑む。 取材・文●佳子S.バディアーリ