不同意性交容疑で逮捕の杉山知靖が謝罪 14日から戦列復帰へ「しっかりと報いていきたい」…8月に不起訴に
知人女性に性的暴行をしたとして逮捕され、後に不起訴処分となったプロゴルファーの杉山知靖(フリー)が11日、都内の日本ゴルフツアー機構(JGTO)事務所で取材に応じ謝罪した。杉山は5月に同県茅ケ崎市の宿泊施設で20代の女性に暴行したとして、7月23日に県警に逮捕され、8月13日に不起訴となっていたが、ツアーの名誉を失墜させる行為だったとして、11月10日まで10試合の出場停止処分がJGTOから下されていた。処分が明け14日開幕のダンロップフェニックス(宮崎・フェニックスCC)から戦列復帰することになり、今回の不祥事を謝罪した。頭を深々と下げ、自身の反省の思いを語った。内容は以下の通り。 「この度は大変お騒がせしてしまいましたこと、心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。並びに、大会主催者の皆さま、スポンサー各社の皆さま、ゴルフファンの皆様に大変ご迷惑をおかけしてしまったこと、並びに、選手の皆さまに私事で大変ご迷惑をおかけしてしまったことを、深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。 今回の件は、私としては大変お騒がせしてしまったこと、関係各所に多大なご迷惑をおかけしてしまったことを猛省しているところではございますが、この度、今週開催されますダンロップフェニックストーナメントから復帰させていただくこととなりました。今回の件を猛省し、今後は自身が担っている立場と重い責任を強く自覚し、行動を徹底してまいりたいと存じます。 また、私を支え、応援してくださっている皆様のためにも、プロゴルファーとして真摯(しんし)にゴルフと向き合い、再起し、しっかりと報いていきたいとおりますので、何とぞよろしくお願い致します」 同席した小山和顕JGTO事務局長から処分決定までの経緯も説明された。9月2日にJGTOの懲戒制裁委員会により、11月の10日までの出場停止処分が決定。処分の理由については「逮捕に至りJGTO、プロゴルフ界の信用を失墜させたことが明白。ただ、最終的には不起訴処分になっているということも勘案し、11月10日までの出場停止処分になった」と説明した。 杉山は昨年7月に道交法違反(速度超過)の疑いで北海道警苫小牧署に逮捕され、JGTOから厳重注意処分が科されていた。2年続けての不祥事により、今回の処分は重くなったという。多くの選手が男子ゴルフを盛り上げようとする状況に、水を差す形になった出来事。「私自身、JGTOのツアーメンバーとして一緒に戦っている選手の皆さまには、ご迷惑をおかけしてしまったことは非常に申し訳ないと反省しています。今後については、自身の立ち振る舞い、行動を徹底して反省していきたいと思います。申し訳ございません」と話した。
報知新聞社