今後需要増が見込まれる注目の免許!「AT限定免許」【バイク用語辞典】
「AT限定免許」は、2005年6月から導入された自動二輪免許で、読んで字のごとくオートマチック車(AT車)限定の免許のこと。2024年現在ではAT限定免許は「小型限定」「普通」「大型」の3種類があり、それぞれ125ccまで、400ccまで、排気量制限なしと設定されています。 【画像】「AT限定免許」で乗れる車両の例を画像で見る(7枚)
しかしAT限定免許が導入された直後はAT限定大型二輪免許で運転できるAT車の排気量は650ccまでと定められていました。理由はいくつか考えられますが、そのひとつとして当時AT車として最大排気量だった国産モデルがスズキ・スカイウェイブ650だったから。 外国車でそれ以上の排気量を持つスクーターはありましたが、ごく一般的な流通車両としてスカイウェイブ650が最大排気量だったため、それに合わせたと言われています。 しかし、ホンダがNC700/750シリーズを皮切りにモーターサイクル専用AT「DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)」搭載車をさまざまな大型モデルに採用することで状況が一変。今ではAT限定大型二輪免許の排気量制限は撤廃され、排気量1800ccのゴールドウイングツアーなども運転可能となっています。 また、2024年に入ってからヤマハの「Y-AMT」、BMW Motorradの「ASA」など、ミッション操作を必要としないモーターサイクルが次々と発表され、今後AT限定免許の人気はますます高くなっていきそうです。
バイクのニュース編集部