開幕前会見で勢ぞろいしたB1各チームの選手たち＝東京・六本木

バスケットボール男子・Bリーグは24日、10月3日に開幕する今季に向けた記者会見を東京都内で開催。1部（B1）の24チームから主力選手1人ずつが出席し意気込みを話した。 【写真】渡辺雄太の妻・久慈暁子 米プロNBAのグリズリーズから移籍してBリーグに初参戦する渡辺雄太（29）を擁し、注目を浴びる千葉Jは開幕カードとして5、6日に1万1000人収容の新ホームアリーナ「ららアリーナ東京ベイ」（船橋市）に宇都宮を迎える。 「新アリーナが楽しみ。宇都宮は手ごわいが、2戦をしっかり勝って、いいスタートを切りたい」とは若手注目株のSF金近簾（21）。渡辺とはすでにプレシーズンマッチや天皇杯全日本選手権で一緒にプレーしており、「すごい選手だと感じる。雄太さんがいるだけで（自分に対する相手守備が手薄になって）やりやすさがある。同じチームでよかった」と印象を語る。 「普段から、結構いろいろしゃべるし、ごはんに連れて行ってもらったりしている」と、渡辺とは親しく接しているという。「あれだけ長くNBAでプレーしていたのに、Bリーグにきてもアシストやリバウンドなど泥臭いプレーを誰よりも率先してやっているのはすごいと思う」と、日本を代表する同じポジションのスーパースターの姿勢に感銘を受けた様子だ。 新アリーナではすでにプレシーズンマッチなどを行っており、「（昨季までホームだった）船橋アリーナの倍以上のお客が入る。一つ一つのプレーに対するリアクションも倍になり、こちらもノッてくる。相手に取ったら嫌なアリーナだと思う」と好感触だ。 対する宇都宮は昨季、レギュラーシーズン51勝9敗でリーグ史上最高勝率・850を記録。全体1位でチャンピオンシップ（ＣＳ）に進んだが、全体8位で進んだ千葉Ｊに準々決勝で敗れている。 「悔しい思いをしたが、シーズンの最初にリベンジの機会が来た」とはSG高島紳司（23）。「（新アリーナで待ち受ける相手のブースターに）臆せず、自分たちのスタイルでやっていけばいい試合になる」と胸を張った。 リーグは10月3日の群馬－広島（オープンハウスアリーナ太田）で開幕。4日から順次、各地で開幕戦が行われる。チャンピオンシップは来年5月8日に始まり、2戦先勝方式の決勝は同24、25、27日に横浜アリーナで行われる。