『呪術廻戦』東堂葵&『忘却バッテリー』藤堂葵など、“名前繋がり”を持つアニメキャラ5選
普段アニメや漫画を読んでいる方は薄々気づいていたと思うが、『呪術廻戦』に登場する東堂葵と『忘却バッテリー』に登場する藤堂葵は漢字こそ違えど同じ「とうどうあおい」という名前である。このように“名前”に共通点があるキャラクター同士のことを「名前繋がり」と表現し、時にはファンアートが描かれることも。本記事では、そんな「名前繋がり」があるキャラを5組紹介し、それぞれの共通点や魅力について考えていく。 【写真】『忘却バッテリー』藤堂葵 ●『呪術廻戦』東堂葵/『忘却バッテリー』藤堂葵 先程も挙げた『呪術廻戦』と『忘却バッテリー』は、本誌・アプリと掲載場所は別だが同じ『少年ジャンプ+』発の作品である。加えてどちらもMAPPAがアニメ制作を手掛けていたりと名前以外にもかなり共通点が多い。そんな「とうどうあおい」同士の2人だが、他にも似通ったところがある。 『忘却バッテリー』の藤堂葵はシニア出身の野球少年で、一度は挫折し野球から離れる決意をするが、高校で再度野球部に入部。驚異的なバッティングを作中でも見せている。『呪術廻戦』はスポ根アニメではないものの、東京校と京都校の「交流会」2日目で急遽内容が野球に変更されたことから生徒たちが野球をするエピソードがあり、東堂はキャッチャーを担当していた。またどちらも過去回想で喧嘩シーンがあったりと重なる部分が多いことから読者も混在し、SNSでは不義遊戯(ブギウギ)してしまう事案も。筆者も本記事を執筆していて既に混乱してしまいそうだ。 ●『ハヤテのごとく!』マリア/『荒川アンダー ザ ブリッジ』マリア 筆者が懐かしく感じる2作品にも名前繋がりのあるキャラクターが存在した。『ハヤテのごとく!』で三千院ナギに仕えるメイドのマリアはクリスマスイブに、とある教会のマリア像の前で拾われたことからその名が付けられている。頭脳明晰でさまざまな特技をもつ彼女はまさに才色兼備な女性。その人柄や雰囲気からも主人公・綾崎ハヤテと1歳差とは思えない人物である。 『荒川アンダー ザ ブリッジ』に登場するマリアも同じく“絶世の美女”であるが、その名前や容姿からは想像できないほどの毒舌家。初対面の際も主人公のリク(市ノ宮行)を驚かせていた。また第5話のOPとして流れた彼女のキャラソン「タイトルなんて自分で考えなさいな」は視聴者を驚愕させたに違いない。彼女に罵倒されたいというファンは一定数存在するはずだ。 ●『君と僕。』橘千鶴/『グリザイアの果実』橘千鶴 同じ名前はどうしても同性に偏りがちだが、貴重な異性の「名前繋がり」も紹介したい。『君と僕。』に登場する帰国子女の転校生・橘千鶴はまさにムードメーカー的存在。同じクラスの浅羽祐希が自分のことを覚えていないことに対し落ち込むが「懐かしい再会に照れている」と解釈するほどのポジティブさも一種の魅力だ。 『グリザイアの果実』で主人公たちが通う私立美浜学園の学園長である橘千鶴はどう見ても生徒たちと同年代に見えるが、実年齢は30近い立派な大人。本人もそのことを気にしている。 2人は性別こそ異なるが「たちばなちづる」という読み方だけでなく、漢字も同一でまさに同姓同名。共通点としてはどちらも“コンプレックス”を持っていることではないだろうか。『君と僕。』の橘も身長が低いことを気にしており、確実に大人っぽくは見えない2人。また血液型がO型同士ということもあり、意外な共通点が多い組み合わせである