カワサキ製エンジンを改造した「世界最大の気筒数を持つ魔改造バイク」! 公道走行も可能なカスタムバイク「ティンカートイ」ネットでの反響とは
ひと目で分かるパワフルさ!
世界最大の気筒数を持つエンジンを搭載したカスタムバイクとして、ギネス記録を打ち立てた「ティンカートイ」。カワサキ「KH250」の3気筒2ストエンジンを16基も連結した、モンスターエンジンを搭載するモデルです。 【画像】「え...!」これが話題性抜群のカスタムバイクです!(20枚) 海外のYouTubeチャンネル「48 Cylinder motorbike」で生み出された「ティンカートイ」は、先頃、老舗オークションハウス「ボナムズ(Bonhams)」に出品。高価格で落札され注目を集めました。
イギリスでバイク屋を営むサイモン・ホワイトロックさんは、カスタマイズによる差別化を追求していくうちに、複数基のエンジンを連結させる“魔改造”に目覚めました。 ホワイトロックさんが48気筒エンジン搭載バイクに名づけた「ティンカートイ」というネーミングは、第二次世界大戦に活躍したアメリカの大型爆撃機であるボーイングB-17のイギリスでの愛称に由来しています。 そんな「ティンカートイ」は、これまでつくられたカスタムバイクの中で最も複雑な1台といえます。 「ティンカートイ」は、もはやバイクというカテゴリーを超越した“芸術作品”。自動車も含めた乗り物において、世界最大気筒数のエンジン搭載した車両としてギネス世界記録を樹立。その記録はいまだに破られていません。 ティンカートイはカワサキ「KH250」の3気筒2ストロークエンジンを6バンクに8基ずつ配置し、丹念に組み立てられました。 総排気量は4.2リッター。当初は50ccの2サイクルエンジンをスターターとして使用していましたが、パワー不足のため125ccのものに変更されています。 そんな「ティンカートイ」が2024年4月、イギリスのバイクイベントと併催された老舗オークションハウス・ボナムズのオークションに出品されました。事前の予想落札価格は4万~6万ポンド(約813万円~1219万円)と見られていました。 しかし、落札額はなんと9万2000ポンド(約1869万円)だったそうです。つまり、1気筒当たり約39万円の値がついたわけですね。