3児の母で研究職のワーママが、会社に振り回されず主体的に生きるため「これだけは絶対に必要」だと思うこと
この記事を読んでいる方は入社して間もないかもしれませんし、入社して数年の方、10年は超えているよ~とおっしゃる方もいるかもしれません。勤続30年じゃ!というベテランかつ師匠クラスの方は、そんな時期もあったな~という生暖かい目で読んで頂けますと幸いです。 【漫画で読む】働き方に悩むのはいつもママ?夫からの思わぬ返答で気づいた夫婦のあり方 さて、社会に出てから10年目くらいの方にとっては少し先の未来、働いて20年くらい経った時はどうなっているのか。えっ、まだまだだと思っているあなた!事実、私もとんでもなく先の話!と思っていました。しかし、ビックリするくらい時が過ぎるのは早いのです。気がつけば、春が来て、夏が過ぎて、あれよあれよとお正月になっています。 私は、同い年の友人達よりも随分と遅れて就職をしてしまいました。大学受験に失敗し浪人。やっと入学した大学では遊びほうけ、学生時代最後にちょっとは勉強しようかなとノリで入ったとあるゼミで、実験に夢中になりました。人生、分からないものです。このままで終わりたくない!と大学院を視野に課題の研究を進め、意中の研究室(大学院)に進学。修士時代は寝ている時間以外は全て研究に注くくらいのめり込み、企業の研究員にとして就職しました。 もちろん、恐ろしいくらい入社試験には落ちました。就職氷河期だったから!と言い訳をしたいくらい。もうどこも採用してくれないかも…と思っていた時に、たまたま、縁あって内定を頂けたのが今の企業でした。だから、感謝している部分もあります。ただ、勤続20年くらい経つと、もういいのではないか。この企業に勤めなくても…と思ってしまったりもします。 さらに、何年も同じ企業に勤めていると『勤務地移転』とか、『部署異動』が行われる場合があります。新たな社屋が建つ時は、問答無用にみんなで引っ越し!ということも。それはそれで、えーー!想定してなかったよ!という出来事ですが、しょうがないよな…だってサラリーマンだもん。とも思ったり。 私も10数年前、引っ越しを伴う勤務地異動がありました。当時、結婚してすぐの時でした。貯金もなかったので、夫の勤務地近くの激安ボロ社宅に住むことにしました(この間、近くに寄ったので見に行きましたが今ではボロ過ぎてゴーストハウス化していました)。社宅に住むことはコストが抑えられ、異動や勤務地が変わっても臨機応変に対応することが比較的容易ではあります。とはいえ、私の勤務地からは結構離れていたため大変でした。 当時、朝、家を出るのは6時50分。夜は残業がなくても19時半~20時。しばらくして不妊治療をスタートしたので病院に寄った日は22時を過ぎる。徒歩数分で勤務できる夫と、1時間以上通勤電車に揺られる私。うーん。 どうしても耐え切れず、今住んでいる私の勤務地に比較的近いエリアに引っ越すことを夫に打診。数年説得の末、やっと引っ越ししてくれました。 彼が渋った大きな理由はお金でした。前記したボロ社宅は信じられないほど家賃が安かったのです。田舎なので、ちょっとしたマンションの1か月の駐車場くらいの料金で借りていた気がします。さすがに、そこまでコストを抑えられる所はない。夫が渋るのも分かる気がするのです。