前夜祭で笑顔をみせる坂口楓華

◆ガールズグランプリ（１２月２９日、静岡競輪場）出場選手紹介＝２＝ 　今年のガールズケイリンＮＯ１を決める「ガールズグランプリ２０２４」が２９日、静岡競輪場で開催される。スポーツ報知ＷＥＢでは連日、出場選手を紹介する。 　第２回目は坂口楓華（２７）＝愛知・１１２期＝。 　昨年１１月に京都から愛知へ転籍。生活と練習の環境を完全に整えた今年は、昨年以上のハイペースで白星を重ね、６９勝、２０Ｖはいずれもガールズトップ。Ｇ１優勝はなかったが、３月の取手「ガールズケイリンコレクション」で大レース初制覇を果たし、そこから賞金トップを突っ走ってきた。 　五輪イヤーで、ナショナルチーム組に注目が集まる一方、彼女たちの出場機会はわずか。坂口はここまで年間８９走をこなし、ファンの期待に応えてきた。「ガールズケイリンを支えてきたのは国内で走り続けてきた自分たち」という反骨心が強くなった。 　今年３度行われたＧ１では決勝に届かなかったが、７月松戸「ガールズケイリンフェスティバル」と、８月平塚「女子オールスター」でファイナルに進出し、存在感を見せた。過去２度挑んだグランプリは２１年４着、昨年が５着。キャリアハイの２０２４年を、最高の形で締めくくりたい。 　◆坂口　楓華（さかぐち・ふうか）１９９７年１０月１日、兵庫・稲美町生まれ。播磨南高卒。日本競輪学校（現・日本競輪選手養成所）１１２期生（女子６期）として、２０１７年７月デビュー。今年３月の取手「ガールズケイリンコレクション」を制覇。ガールズＧＰ出場は２年連続３度目。１６６センチ、６８キロ、太もも６３センチ。血液型Ｂ。