テンパリングでスパイスの香り引き出す お勧めはカシューナッツチキンカレー 副菜はたっぷり15種類
[胃心地いいね](804) dechibica 読谷村古堅648-1-101 読谷村のイオンタウン読谷近くにある「dechibica(デチビカ)」では、旨みたっぷりのスパイスカレーと十数種類の副菜が盛られた大満足プレートが味わえる。 【地図】dechibica オーナーの畠山紀和さん(49)は千葉県出身で脱サラして沖縄に移住。2012年に長年の夢だったカフェを夫のタクさん(48)と共にオープンした。 カレーは6種類。おいしさの秘訣(ひけつ)は具を入れる前に、ベースのスパイスを油で炒めるテンパリングという手間をかけること。油に香りを溶かすことで、料理全体にスパイスの香りをまとわせることができる。 初めての来店客に勧めるのは、カシューナッツのペーストをふんだんに使ったカシューナッツチキンカレーのほか、クミンシードやコリアンダーパウダーなど8種類のスパイスを取り入れた爽やかな風味のさらさらカレーが味わえるイエローチキンカレー。このカレー2種のセットメニューは1300円で、価格は選ぶカレーによって1250~1350円。 カレーに加え、目を引くのは12~15種類もある副菜。当初は半分ほどの量だったそうだが「沖縄の野菜が珍しいしおいしくて、どんどんメニューが増えてしまった」と言う。 メニューは季節に合わせて変わり、ゴーヤーをカレー味の衣で揚げたゴーヤーのパコラや、もやしのナムル、なすのみそ煮、セミドライのミニトマトなどがある。 パンプキンカシューナッツカレーややんばるきのこカレー、ニンニクたっぷりレンズ豆カレーなど肉や魚が入らないビーガンカレーもある。畠山さんは「野菜を食べたいときにぜひ訪れてほしい」とPRした。(中部報道部・又吉朝香) 【お店データ】営業時間は午前11時から午後3時(ラストオーダー午後2時)。土日祝日は定休日。駐車場あり。電話098(957)0111