【新車自腹購入レポート】N-BOXとスペーシアを買ってわかった長所と短所
■走りはN-BOXにが軍配だがADAS重視ならスペーシアか?
3代目N-BOXは走りの質が高い。正直言って、ここは新しくなったスペーシアも歯が立たない。まず、乗り心地が軽の世界を飛び越えている。ギャップを超える際のしなやかさが異常で、微振動の吸収もお見事! 加えて、高速域の静粛性に驚く。風切り音とタイヤノイズの少なさは先代以上どころか、コンパクトハッチを凌ぐレベルだ。乗り心地や静粛性を重視するダウンサイジング勢にウケがいいのはN-BOXかも。 だが、気をつけたいのは先進運転支援システム(ADAS)。これは明らかにスペーシアのほうがイイ。簡単に言えば、スペーシアは0km/hからハンドル支援を行うが、N-BOXは50km/h以上(カタログでは65km/h以上と明記されるが実際の下限値は異なっていた)じゃないとアシストしてくれない。 また、カーブ速度抑制機能や予備加速・予備減速などの付加機能があったり、制御に落ち着き感があったり、総合力も高いのだ。 というわけで、今回は所有する2台のスーパーハイト軽ワゴンを比較し、どっちがイイクルマなのかを追求した。 結論は変わらず"どっちもイイクルマ"なのだが、重きを置くポイントが異なる部分も多く、それが互いの長所・短所として現われていた。 詳細なドライビングフィールや燃費などは自身のYouTubeチャンネルでレポート中。そちらも合わせて見ていただければと思います。