新長田の名物、丸五市場の「アジアナイト屋台」今年も開催/兵庫
アジアの路地に迷い込んだような不思議で懐かしい雰囲気を醸し出すことで、街の名物となっている「丸五アジア横丁ナイト屋台」。今年も20日から10月までの毎月第3金曜日、神戸市長田区の丸五市場で午後6時から同10時まで開催される。 90年以上の歴史を持つ丸五市場は、阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた新長田再開発地区のすぐそばにありながら、震災の影響は比較的小規模で収まった。しかし、周辺の人口減少などの影響を受けて、シャッターを下す店が多くなった。 そこで、アジア系の住民が多い街の特性を生かして2008年から毎年、夏から秋にかけての限定で、市場内の店舗だけでなく他からの出店も募集する形でナイト屋台を実施し今年が7回目となる。ミャンマーカレーの店「TeTe」のように、ナイト屋台で出店したことが縁となり、丸五市場に店を構えるようになった店もある。 「ディープナイトin丸五市-BAR」と名付けた丸五市場内の5店舗が参加する、キャンドルをともして深夜まで異国情緒を楽しむ催しも2012年から始まり、こちらは7月1日が次回。「TeTe」の阿雲登美子さんは「丸五市場の良さを少しでも知ってもらえれば」と話す。詳しい問い合わせは「丸五アジア横丁ナイト屋台」が神戸ながたTMO(078・612・7260)、「ディープナイトin丸五市-BAR」が阿雲さん(080・5631・8129)まで。 (谷川しゅんき/関西ライター名鑑)