中国の住宅価格、9月も下落-不動産不況に歯止めかからず
(ブルームバーグ): 中国の住宅価格は9月も下落した。政府が不動産セクターの安定化に取り組んでいるものの、前月とほぼ同じ値下がりペースとなった。
国家統計局が18日発表した主要70都市の新築住宅価格(政府支援住宅を除く)は、9月に前月比で0.71%下がった。8月は0.73%下落だった。
9月の中古住宅価格は前月比0.93%下落。8月は0.95%値下がりしていた。
デフレ圧力が経済の停滞に拍車をかける中で、こうした住宅価格の低迷は、政府が不動産不況に歯止めをかけることができない状況を浮き彫りにしている。
政府は17日、未完成の住宅プロジェクトに対する融資枠を4兆元(約84兆円)にほぼ倍増すると発表。大都市の老朽化した住宅100万戸を改修する計画も示した。
原題:China Home Price Slump Drags On Despite Revival Efforts (抜粋)
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