Windows 11のゲーム体験が変わる。AIアップスケーラー搭載へ
WindowsでAIのアップスケール(映像の高解像度化)を利用するには、現時点ではそれなりの金額を支払わなければなりません。 Nvidiaのような企業では、グラフィックスカードの一部としてAIアップスケーリングを提供しており、これを利用しなければ、PCがネイティブに処理できる解像度は制限されます。 しかし、Microsoftはそれを変えようとしているようです。 間もなく、Windows 11では専用のGPUを必要とせずに、ネイティブにゲームをアップスケールできるようになるはずです。
テスト中のWindows 11バージョン24H2で発見
TwitterユーザーであるPhantomOcean3氏は、新しいAIアップスケーラー機能があることをツイートで披露しました。 現在、Insider Previewでテスト中のWindows 11のバージョン24H2を使用している場合、設定 > システム > ディスプレイ > グラフィックスの項目にその機能があるはずです。 Windowsはこの機能を「自動超解像度(Automatic super resolution)」と呼び、AIを使用することで「サポートされたゲームを細部までより強化し、よりスムーズにプレイできるようになります」と述べています。 この機能はまだアクティブではないようですが、これはAIアップスケール機能の搭載計画が進行中であることを示しています。 Version 24H2 will have an AI "Super Resolution" feature, as previous reports mentioned. Here are some settings for it in Graphics settings - a default toggle and per-app options. (26052) pic.twitter.com/fI9t4ksTWH — PhantomOcean3 ☃️ (@PhantomOfEarth) February 10, 2024 The VergeのTom Warrenが指摘するように、この機能はAMD(FidelityFX)やIntel(XeSS)、特にNvidiaのDLSS(Deep Learning Super Sampling)といった企業のAIアップスケーラーを連想させるものです。 もしWindowsに搭載されたAIアップスケーリング機能が、Nvidia、AMD、Intelのアップスケーラーと同じように機能するのなら、これらの企業のハードウェアを自分のコンピューターに搭載する必要性がなくなるかもしれません。