大麻に関わる犯罪で警察に摘発される人が増えています。 啓発活動を担う人たちの会合が開かれました。 警察によりますと、大麻を持っていたなどとして摘発された人は２０２３年、全国でのべ約６５００人と過去最多を更新しました。 大分県内でも６４人が摘発されていて、３年前と比べると３０人近く増えています。 ＳＮＳを通じて手に入りやすくなったのが原因とみられます。 大分県では薬物の乱用を防ぐため、１９８８年から街での声掛けや啓発教室などの活動を担う「指導員」の制度をスタートさせました。 保護司の団体や防犯協会などがメンバーで、大分県内には４００人います。 １８日は大分由布地区の指導員が集まり、活動実績を報告しました。 薬物乱用防止指導員大分由布地区協議会　内田日出男会長 「表面に見えにくいところでの事件事故が多くある。抑止・防止への取り組みを地道にやっていく必要がある」 また、市販の薬を一度に大量に服用するオーバードーズで２０２３年、大分県内では少なくとも１２２人が病院に運ばれていて、「危険性を正しく伝えていきたい」としています。