バルセロナ監督チャビ「愛するバルサの問題にはなりたくない。私が問題ならばクラブを去る」|ラ・リーガ
バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、今後も同チームを率い続けていく意思を示している。 スペイン・スーパーカップ決勝レアル・マドリード戦に1-4で完敗し、立場が危ぶまれているチャビ監督。しかし17日に記者会見に出席した同指揮官は、自身の成否を決めるのがスペイン・スーパーカップではなく、ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグの3タイトルであることを強調した。 「監督の未来は結果が決める。私がここにいる理由は、ここまで目標を達成してきたからにほかならない。君たち(報道陣)に説明しよう。私と契約したバルセロナからはその当時、ラ・リーガで4位になることが目標と言われたが、結局2位でシーズンを終えている。そして昨季の目標はラ・リーガ優勝で、それを実現したばかりかスーパーカップも勝ち取った。そして今季の目標は、タイトルを獲得することだ。スーパーカップでは敗れたが、重要なタイトルはラ・リーガ、コパ、チャンピオンズリーグだ。私たちはまだシーズンの半ばにいる。それが現実……私の現実なんだよ」 「私たちは失敗より成功に近い位置にいると思う。私たちはほかのシーズンでは成功をつかんだし、今もその道の途中にいる。外部にある現実は、私にはコントロールすることができない」 「(クラシコ勝利でスーパーカップ優勝を果たすことを)期待されていたのは理解できる。当然のことだし、受け入れるよ。結局かは勝つか勝てないかということだが、ルイス・アラゴネスの言葉を借りれば『フットボールはこういうもの』ということなんだよ……。とても良いプレーを見せても、結局のところ評価されるのは勝利なんだ。会長もタイトルを獲得できなければ、その影響が生じると言っている。ただ、私たちは目標を達成してきた。成功をつかんできたんだよ。君たちの見ている現実について、私は分からないがね」 「外部の意見について私が意見することはない。私の現実については説明したはずだ。私はクラブの中で生きているんだ。カタールからバルサに呼ばれたたときには、歴史の中でも最悪な時期にいると言われたが、私たちはクラブを活気づけている。私は落ち着いているよ。目の前には3タイトルがあり、復帰1日目と同じ期待を抱いている。批判については理解している。自分がどこにいるのかは分かっているつもりだ」 「クラシコ後に選手たちに言ったこと? 元気付けたが、しかし私たちはうまく競えていなかった。それでも3タイトルが残っているし、立ち直らなくてはけない。レアル・マドリードも昨季同じ状況にあったが、そこからコパ優勝を、タイトル獲得を果たしている。私たちもそれを目指すんだ」 チャビ監督はまた、自身がバルセロナにとって問題となる場合には、退団する覚悟があると話した。 「昨季ラ・リーガで優勝していなければ私はここにいなかった。私がバルサの問題になることは絶対にない。私が問題だと言われるならば、ここを去らせてもらう」 「私はバルサを愛しているんだ。ここで力になりたいわけだし、もしそうなることができないならば、家に帰らせてもらうよ」