32歳、大学時代の友人の結婚式に参加しましたが、みんな年収「500万円」は超えているようです。私はようやく「400万円」を超えたところですが、やはり低いでしょうか…?
他人の年収を聞く機会はそうあるものではありません。知ることができるとしたら、親しい周囲の友人くらいでしょう。そのため、自身の年収は全体的に見て高いのか低いのか、分からない人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、国税庁が発表した民間給与実態統計調査を参考に、日本国民全体や世代別の平均給与額について詳しく解説します。
日本国民全体の平均給与額はいくら?
国税庁が令和5年に発表した令和4年分民間給与実態統計調査によると、令和4年における給与所得者の平均給与所得額は457万6000円です。このうち、男性の平均給与所得額は563万3000円、女性の平均給与所得額は313万7000円となっています。 また、給与所得の内訳を見ると、男性の平均給料・手当額は471万6000円、平均賞与額は91万7000円です。一方、女性の平均給料・手当額は269万6000円、平均賞与額は44万1000円となっています。男女合わせた全体の平均給料・手当額は386万円、平均賞与額は71万6000円です。
年齢階層別の平均給与額は?
次に、年齢階層別に見てみましょう。給与所得額は年齢が増えるにつれて上がっていき、55~59歳の時点でピークを迎えます。 特に大きく増えるのは25~29歳の時期で、20~24歳の時期よりも100万円以上増加します。25~29歳の時期における平均給与所得額は、男性が420万円、女性が349万円、男女合わせた平均が389万円です。30~34歳になると、男性の平均給与所得額は485万円になります。 一方、女性は338万円と、少し下がってしまいます。両者を合わせた平均給与所得額は、425万円です。35~39歳になると、男性の平均給与所得額は549万円、女性の平均給与所得額は333万円になります。両者合わせた平均給与所得額は462万円です。 ピークである55~59歳における平均給与所得額は、男性が702万円、女性が329万円です。両者合わせた平均給与所得額は546万円になっています。その後、60~64歳では男性の平均給与所得額は569万円、女性の平均給与所得額は267万円になります。両者を合わせた平均給与所得額は441万円です。