【大村ボート(ミッドナイト)一般】S展示なしは新鮮な光景
<25日・大村ボート・初日> 今節はS展示がないため、展示での待機行動もなし。展示は1号艇から順番に1艇ずつピットアウトして、周回展示だけを行う。1991年から2002年まではS展示がなかったが、それから20年以上。S展示が当たり前の現代においては、新鮮な光景が展開された。 開幕戦の1号艇を務め、白星を収めた山本浩輔(84期)が昔の思い出を交えながらこう話した。「(S展示なしのレースは)走ったことがありますよ。僕がデビューして2、3年くらいまではそうだったんじゃないかな。その時はヘルメットにも青とか黒とか、(各枠番の)色付きのカバーを付けていましたね」。山本のデビューは1999年なので記憶通り。このシリーズのトップバッターとして適任だったと言えそう。 続けて「オール固定戦で進入の駆け引きがないので、待機行動中にボートに水が入ってこない。その分、Sだけに集中できるのがいいところですね」。S展示がなければ、普段よりもSがかなり慎重になるという予測もあったが、オール進入固定の今節ならばその見立ては違うのかもしれない。