センバツ21世紀枠 東海地区候補校、木本を表彰 /三重
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の「21世紀枠」東海地区候補校に選ばれた木本高(熊野市木本町)で23日、表彰式が行われた。 10月の秋季県大会では、140キロ近い球速を誇るエース・榎本和真主将(2年)を中心に部員13人で、26年ぶりに4強に進出した。西垣戸洋一監督が部長を兼務し、3年生の担任も務め多忙なことから、地元の野球部OBがノックや打撃技術、礼儀作法を部員に指導している。熊野古道で清掃のボランティア活動を行うなど、地域貢献にも積極的に取り組む点が評価された。木本が21世紀枠に選ばれれば、県勢の同枠からの甲子園出場は初となる。 表彰状を受け取った榎本主将は、「甲子園に行くことを目標に、筋力アップや打撃力の向上に取り組みたい。地域の人に、僕らが(試合を)楽しんでいる姿を見てもらいたい」と意気込んだ。西垣戸監督は、「結果はどうなるか分からないが、(候補校選出は)選手のやる気を上げてくれた。もし選ばれたら、地元の期待に応えられる試合をしたい」と話した。 21世紀枠は2023年1月27日に、全国の9候補校から3校が選出される。【原諒馬】 〔三重版〕