ケニアで私立寄宿学校が火災 21人死亡 数十人が安否不明
ニエリ、ケニア、9月9日 (AP) ― ケニア中部にある寄宿舎学校の火事で死亡した生徒の数が21人に上ったことが9月7日、政府の発表で明らかになったが、依然として数十人の安否が不明のままだ。 中部ニエリにある私立の寄宿舎学校で5日夜、火災が発生した。出火原因は警察が調査中だ。 当時学校には10歳から14歳までの生徒156人が生活しており、100人以上の生徒の安否が確認されているが、政府は保護者や近隣の住民に対し、生徒の安否確認に協力するよう呼びかけている。 政府の法医学者は、何人かの子どもは見分けがつかないほど焼けており、両親が身元を確認できる可能性は低いと述べた。 最近の教育省の報告書によれば、ケニアの寄宿学校では火災が多発しており、薬物乱用や過密状態による放火が原因になっていることもあるという。 ケニアでは、長時間通学せずに勉学に専念できるとして、保護者が子弟を寄宿学校に入れるケースが多い。 ケニアでの寄宿学校火災は、2001年にマチャコス郡で発生した火災で、67人の生徒が死亡した。 (日本語翻訳・編集 アフロ)