憧れ・日常の風景表現 富山県民会館で県青少年美術展開幕、6部門の入賞・入選1048点
第49回県青少年美術展が7日、県民会館で開幕した。絵画と彫刻、工芸、デザイン、書、写真の6部門で、憧れや社会への願い、何げない日常の風景を表現した入賞・入選作1048点が並ぶ。10日まで。 中学生から25歳までの県内在住者と、県外の学校に通う県出身者が出品。応募数は前回より61点多い1417点だった。 この日は各部門の審査員が講評を行った。彫刻は県彫刻家連盟相談役の松田真治さんが解説。大賞に輝いた清水詩音(しおん)さん(小杉高3年)の「佇(たたず)み、窺(うかが)う」を前に「リアリティーのある造形で、タイトルがしっかり表現されている」と語った。 書は県書道連盟副委員長の石川知恵子さんが、濱田麻緒(あさお)さん(高岡高3年)の大賞受賞作「臨王鐸(りんおうたく)」について「よどみなく書き切っており、練習の跡が見える」とたたえた。 開会式と表彰式もあり、可西舞踊研究所の貴堂叶愛(のあ)さん(富山中部高1年)が谷井円(まどか)さん(同3年)作の詩を朗読。同研究所の四十住桜來(あいずみさくら)さん(呉羽高1年)が司会を務めた。大賞受賞者に賞状と盾、北日本ジュニア美術賞のカップ、金賞受賞者に賞状と盾、北日本ジュニア美術奨励賞の盾が贈られた。
入場無料。県芸術文化協会と県、北日本新聞社でつくる実行委員会主催。