三浦知良、ミニゲームで〝初ゴール〟「全力を尽くしていきたい」
日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿に期限付き移籍で復帰したサッカー元日本代表FW三浦知良(57)が2日、三重・津市の海浜公園内陸上競技場で行われたチームの練習に合流し、ミニゲームで〝初ゴール〟を披露した。朴康造新監督(44)は14日のヴェルスパ大分戦(三交鈴鹿)での起用を明言。自身が持つJFL最年長ゴール記録更新に向け、調整を進める。 キングカズが鈴鹿に帰ってきた。合流初日に駆け付けた約30人のファンと報道陣の前で、57歳の年齢を感じさせない切れのある動きを披露した。 「とても気持ちいいですね。みんなときょう、初日を迎えられて、けがもなく終えられたのでよかったと思います」 約1時間汗を流し、すがすがしい表情を浮かべた。午前9時過ぎにグラウンドに登場。10対10のミニゲームでは背番号「11」のビブスを付け、左クロスをヘディングシュート。GKの好セーブに阻まれたかと思われたが、チーム関係者が「入ってました!!」と〝認定〟。カズは「マジで!?」と笑みを見せた。 鈴鹿には旧体制のポイントゲッターズでプレーした2022年以来の復帰。今年5月までの2季はポルトガル2部のオリベイレンセに所属していたが、保有権を持つJ2横浜FCからの期限付き移籍が6月25日に両クラブから発表され、同日には国立競技場で入団会見が行われた。 朴康造監督は最短での出場が可能な14日のヴェルスパ大分戦での起用を明言し、「カズさんを最大限生かせるように。また、それがチームに生きる効果になれるように」と説明した。 22年11月12日のFC大阪戦で自身が決めたJFL最年長ゴール(55歳259日)の記録更新にも期待がかかり、カズは「次のゴール、次の勝利を目指して全力を尽くしていきたい」と気合十分だ。言わずと知れたレジェンドが貪欲にゴールと勝利を目指す。(西垣戸理大)