注文住宅「玄関」間取りにまつわる後悔まとめ。トイレや洗面所の導線に失敗、住宅プロはどう見た?
玄関の後悔3. プライバシーに配慮する工夫をすれば良かった
「玄関横に浴室があるので来客があると浴室に入りにくく、もう少しプライバシーに配慮する工夫をすれば良かったと後悔しています」(静岡県 年齢不詳) 家全体の間取りによっては、玄関から室内の様子が丸見えになってしまうことがあります。 ドアを開け放していると。玄関横に浴室があると来客時に浴室に出入りする姿を見られてしまって気まずくなることもあるでしょう。
玄関の後悔4. 玄関の入口に段差がある
「玄関の入口に段差があるので、将来親と同居したり自分たちが高齢になったりすることを考えてスロープを付けておけば良かったです」(埼玉県 40歳代) 建築基準法第22条において、最下階の居室の床が木造である場合には、床の高さは直下の地面から床の上面まで45cm以上とすることとなっています。(ただし床下をコンクリート等で覆った場合等の例外あり) そのため、玄関の入口には地面との段差が生じてしまうことが一般的です。 しかし将来の使い勝手を考えると、敷地に余裕があればスロープを設置しておくと安心でしょう。
玄関の後悔5. 玄関近くに浴室がない
「購入時には特に気にならなかったが、玄関近くに浴室がないためペットを飼うようになって散歩から帰ってもすぐに足を洗えないことが不便です」(和歌山県 50歳代) 玄関近くに浴室があると、ペットの散歩帰りに足洗いに利用したり、子供が外で泥遊びや激しい運動をした際にすぐにシャワーを浴びることができたりするメリットがあります。 しかし前述したようなデメリットもあるので、犬を室内で飼っている場合には散歩帰りに足を洗えるように、庭の玄関近くに足洗い場を設置しておくという方法もあります。
玄関の後悔6. 玄関と子供部屋が近い
「玄関と子供部屋が近いので、子供が帰宅後にすぐに部屋にこもってしまって家族の会話が減ってしまった」(埼玉県 40歳代) 玄関近くに子供部屋を設置すると、どうしても子供と家族とのコミュニケーションが不足してしまう原因になってしまいがちです。 したがって、子供部屋はできるだけ家族とのコミュニケーションが密になる場所に配置することをお奨めします。