「Node.js 22」がリリース ~計3年間の長期サポート(LTS)版
「V8」エンジンで動作するJavaScript環境「Node.js」の新しいメジャーバージョン「Node.js 22」が、4月24日にリリースされた。現在、公式サイト「nodejs.org」から無償でダウンロード可能。 【画像】「Node.js 22」は3年間サポートされる 「Node.js 22」では「V8」がv12.4へ更新され、「Array.fromAsync」や「Set methods」、「Iterator Helpers」が新たに利用できるようになった。「Maglev」コンパイラーも既定で有効化されており、サポートされているCPUアーキテクチャーであれば短命なCLIプログラムのパフォーマンス向上が見込める。 そのほかにも、以下の改善が盛り込まれている。 ・require() による同期 ESM グラフのサポート(--experimental-require-moduleフラグ) ・package.jsonスクリプトの実行 ・ストリーム既定のhighWaterMarkを16KiBから64KiBに。メモリ使用量が若干増えるが、全体的なパフォーマンス向上が見込める ・Watch Mode(node --watch)が安定に ・WebSocket実装がデフォルトで有効に ・node:fsmoduleにパターンマッチ用の関数「glob」と「globSync」が追加 ・AbortSignal作成パフォーマンスの向上 なお、「Node.js 22」は2024年10月までの6カ月間、「Current」リリースとして2週間ごとに最新パッチの提供を受ける。その後は「Node.js 22」に代わる「LTS」(長期サポート)となり、30カ月間のサポートが保証される。
窓の杜,樽井 秀人