ホーバー事故の未報告や航路など不記載 「認識の甘さがあった」 運航会社が釈明 大分
訓練中のホーバークラフトの事故を国土交通大臣に報告書を提出せず、航海日誌に航路などを記載していなかった問題について、運航会社は4日の会見で「認識が甘かった」などと釈明しました。 【写真を見る】ホーバー事故の未報告や航路など不記載 「認識の甘さがあった」 運航会社が釈明 大分 この問題は3月に発生した2件のホーバーの事故について、国土交通大臣に報告書を提出しなかった他、航海日誌に航路などを記載しなかったとして、船員法違反の疑いで船長ら7人が書類送検されたものです。大分区検は3日付けで7人全員を不起訴処分としました。 (大分第一ホーバードライブ・小田典史社長)「我々の中でも報告する内容に至るかどうかの判断がなかったためにその報告書を提出していなかった」 4日の会見で運航会社の小田典史社長は2件の事故のうち、1件については「認識の甘さから報告書を提出し忘れていた」と説明。もう1件について、船体や施設に破損がなかったため「事故と認識していなかった」と話しました。 (小田典史社長)「5月に公用航海日誌の訂正と事故報告を完了しているという状況なので、今週の土日の運航も問題なく実施していくという流れで対応していきたい」 一方、7月訓練中のホーバーが発着場の壁に接触した事故で、業務上過失往来危険の疑いで書類送検された元船長は不起訴処分となっています。
大分放送