日本で見たい! 現在フリーの大物選手6人。今冬にチャンス!? 世界で活躍してきた男たち
GK:ケイラー・ナバス
生年月日:1986年12月15日 前所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス) 2023/24シーズン リーグ成績:4試合6失点 スペイン紙『マルカ』が2021年1月に報じたところによると、元コスタリカ代表GKケイラー・ナバスは『IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)』が選出する「2011年~2020年の最も優れたGK」にランクインした。 このランキングでナバスは5位に位置付けられており、同選手の上にはマヌエル・ノイアー、ジャンルイジ・ブッフォン、ティボー・クルトワ、ウーゴ・ロリスしかいない。つまり、ヨーロッパ以外のGKとしてはナンバーワンというわけだ。 事実、2010年代中期のナバスは鬼神のごとき働きを見せた。2013/14シーズンに当時在籍していたレバンテでラ・リーガ最多セーブを記録すると、2014 FIFAワールドカップ・ブラジル大会では全5試合に出場して2失点に抑えてチームをベスト8に導いた。その直後にレアル・マドリードに移籍すると、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)3連覇に貢献した。 昨季はパリ・サンジェルマンで控えに回っていたが、GKは比較的選手寿命の長いポジションだ。今季のJリーグで41歳の川島永嗣がジュビロ磐田を救う活躍を見せていることから、37歳のナバスもクオリティに心配はないだろう。 2022 FIFAワールドカップ・カタール大会ではコスタリカ代表のキャプテンとして、日本代表と対峙した。この試合で日本は0-1で敗れ、12本のシュートを放ちながら最後までナバスが立ちはだかった。
MF:デレ・アリ
生年月日:1996年4月11日 前所属クラブ:エバートン 2022/23シーズン リーグ戦績:13試合2ゴール (2023/24シーズンは出場無し) MKドンズのアカデミーでキャリアをスタートさせ、トッテナムで大ブレイク。プレミアリーグ33試合10ゴール9アシストを記録した2015/16シーズン、37試合18ゴール7アシストを記録した2016/17シーズンに2連続でベストイレブンに選出された。 この時期のアリに対し、当時トッテナムの指揮を執っていたマウリシオ・ポチェッティーノ監督は「ペナルティエリア内ではストライカーのように見え、ペナルティエリア外ではミッドフィールダーのようにプレーする」と称賛している。 CIES(スポーツ国際研究センター)によれば、2018年の同選手の評価額は「1億6300万ユーロ(約260億円)」にのぼるといい、当時のMFとしては世界最高額であった。しかしその後、早熟の天才はスター街道から外れてしまう。数年間のうちにアリはトッテナムで出場機会を失い、2019年にはイングランド代表からも外れた。 その後活躍の場をエバートンに移すが、ここでも力を発揮できず、2022/23シーズンはトルコのベジクタシュへレンタル移籍。スュペル・リグでも13試合2得点にとどまった。2023/24シーズンはエバートンに復帰するも、鼠径部の負傷もあって出番がないまま終え、今年6月に同クラブとの契約終了を迎えている。 しかし『デイリーメール』が今月14日に伝えたところによると、エバートンは「再びアリがトップに返り咲くように支援しており、リハビリが上手くいけば再度契約する準備がある」という。それが事実ならほかのクラブが入り込む余地はないかもしれないが、またこの天才のプレーが見られるならば、それはそれで日本のサッカーファンにとっても喜ぶべきことだろう。