岐阜知事選告示、20年ぶり新人対決 リニア争点 26日投開票
任期満了に伴う岐阜県知事選が9日告示され、共に新人で元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英氏(60)=自民、立憲民主、国民民主、公明推薦=と、産業カウンセラーの和田玲子氏(64)=共産推薦=の2人が立候補を届け出た。投開票は26日。 同県知事を5期20年務めた現職の古田肇知事(77)が今期限りでの引退を表明。20年ぶりの新人対決となった選挙戦は、JR東海が進めるリニア中央新幹線建設工事への対応が主な争点となる。 リニア計画では同県中津川市に中間駅を建設。同市に近い瑞浪市内のトンネル工事現場近くでは井戸枯れや地盤沈下が起きている。江崎氏は「工事は沿線住民の理解が不可欠」としつつ、開業による経済効果に期待。和田氏は「リニアは金の無駄遣いで環境も壊す」と中止を訴える。【太田圭介】