【MotoGP】マルティン離脱のプラマック「シーズンに集中しベストを尽くし続ける」若獅子の巣立ちにはエール
ホルヘ・マルティンは2024年シーズンを最後にプラマックを離れ、来年はアプリリアへと移籍することが発表された。プラマックはマルティンとのラストシーズンに全力を尽くすことを誓った。 MotoGP2024 第7戦イタリアGPハイライト マルティンは2021年にプラマックからMotoGPクラスへデビュー。2戦目にしてポールポジションを獲得し、3位表彰台を獲得するなど当初から活躍した。 以降マルティンは成長を続け、2023年シーズンは特に躍進。ファクトリーチームのフランチェスコ・バニャイヤを相手にタイトル争いを繰り広げ、ランキング2位となったのだ。 2024年シーズンも活躍しタイトル争いをリードしているマルティンは、2025年にドゥカティファクトリーへの昇格が確定したという報道もあった。しかしドゥカティは土壇場で判断を変更し、マルク・マルケスを選ぶことを決断……マルティンはドゥカティ陣営を離れ、2025年はアプリリアからレースを戦うことを選んだ。 プラマック側はマルティンがどういう形になるにせよ今季限りでチームを離れるだろうと以前からほのめかしていたが、アプリリア移籍というのは意外な結末となったと言えるだろう。 現在、マルティンは第7戦イタリアGPでバニャイヤにポイント差を詰められたものの、18ポイントをリードして依然として首位に立っている。プラマックとしてはそんなマルティンを2024年シーズンを通じて支え、最大限の結果を得るためにベストを尽くしていくとコメントを寄せた。 「我々は才能あるルーキーをチームに迎え入れた。彼は今ではMotoGPのグリッドでも最強のライダーの1人として、我々と働いている」 チーム代表のパオロ・カンピノッティはそう語る。 「共に成し遂げてきた進歩は信じられないほどのモノで、我々は昨年末に定めた目標に向けて引き続き集中している。そしてバレンシアGPの後、我々はマルティンに別れを告げることになるが、彼の将来の幸運を祈っている」 そしてチームマネージャーのジーノ・ボルゾイは次のように語った。 「私がこれまでに会ったライダーでも最も強く才能あるライダーのひとりである、ホルヘと共に働けたことを誇りに思っている。これから我々は素晴らしいスタートを切った今シーズンに集中し続け、共に最大限の結果を達成するためにベストを尽くし続ける」 「自らの将来を決断したホルヘと共に、残りのシーズンを楽しめればと思っている」
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