“究極の反戦アニメーション”「ユニコーン・ウォーズ」20館以上に上映拡大、短編の併映企画も
スペインの監督アルベルト・バスケスが監督を務めたアニメーション映画「ユニコーン・ウォーズ」の上映劇場が、7月から東京、千葉、茨城、愛知、大阪、山口、香川、徳島ほか全国20館以上に拡大決定。それを記念して、同作のもとになった短編「ユニコーン・ブラッド」の特別同時上映が、6月22日から東京のシアター・イメージフォーラムで行われる。 【動画】「ユニコーン・ウォーズ」ってどんな映画? 予告編はこちらから 「地獄の黙示録」×「バンビ」×聖書をコンセプトに企画された「ユニコーン・ウォーズ」は、とあるディストピアを舞台に、テディベアとユニコーンの最後の聖戦を描く、大人のための“究極の反戦アニメーション”。集団に起こる分断だけでなく、家族内での不和や不寛容という身近な分断も扱われ、宗教、環境、悪の起源、権力の支配などを通して“分断がもたらす争い”がいかに無意味であるかが説かれた。 同作は、5月25日よりシアター・イメージフォーラムで先行公開され、5月31日からは東京のT・ジョイPRINCE品川ほか全国6館でも公開。今回の拡大公開は“今、観るべき究極の反戦映画”として同作の認知が進み、「もっと多くの人に観てほしい」との声が寄せられたことを受けて決まった。上映館の詳細は映画の公式サイトでアナウンスされる。 なお「ユニコーン・ブラッド」は、バスケスのイラストをベースに手書きタッチで作られた9分のアニメーション作品だ。日本では映画祭以外でスクリーンにかけられるのは初めて。スペイン語音声、日本語字幕で上映され、「オオカミの家」も手がけた草刈かおりが翻訳を担当した。 (c)2022 Unicorn Wars