生ハム、フォアグラ…表参道にルイ・ロブション初のチョコレート専門店「エクラ ドゥ ショコラ」
“世紀のシェフ” と呼ばれたフレンチの巨匠、ジョエル・ロブション氏の息子のルイ・ロブション氏が手掛ける初のショコラトリー「Éclat de Chocolat Louis Robuchon(エクラ ドゥ ショコラ ルイ・ロブション)」が3月30日、渋谷区神宮前にオープンした。 【写真】イベリコ豚生ハム、フォアグラのロッシーニ仕立て…ルイ・ロブション氏が手掛ける驚きのショコラ ジョエル・ロブション氏を父に持ち、世界各地の食材や名産品を食べ歩いてきたルイ・ロブション氏。「Éclat de Chocolat Louis Robuchon」とは、“まだ見ぬショコラの新たな可能性を届けたい” という彼の思いから誕生した新たなショコラ体験を提供する。
幼少期を日本の福岡、学生時代をフランスのパリで過ごしたルイ氏のアイデンティティを生かしたショコラは、白トリュフやコンテチーズ、イベリコ豚の生ハムといった意外な食材から八女伝統本玉露、伊豆本わさびといった日本各地の特産品を取り入れたものまで全19種類。店舗ではそれぞれをセレクトしたセット計7種を展開する。 今年2月には伊勢丹新宿店の催事「サロン・デュ・ショコラ2024」に出店し、すべてのショコラが完売するなど話題に。満を持して表参道にオープンする常設店では、テイクアウトだけでなく併設のギャラリーでイートインも可能となる。オープン前の内覧会では、4月下旬から発売予定のセット「ラ・ガストロノミー」のほか「伊豆本わさび」「悠久の梅 雫」「プラリネ “バタックベリー”」を試食。
「ラ・ガストロノミー」は、フレンチのフルコースに見立てた4個のショコラをアミューズ・ブーシュ、前菜、メイン、デセールの順番で食べるセット。アミューズ・ブーシュの「白トリュフ&コンテチーズ」は、イタリア・アルバ産の白トリュフと18カ月以上熟成したコンテチーズをホワイトチョコレートに合わせた。前菜の「プラリネ “イベリコ・ベジョータ”」は、スペイン・ギフエロ産イベリコ・ベジョータの生ハムとクルミ、バスク地方の香辛料「ピマンデスペレット」をマリアージュさせた驚きのプラリネ。 メインの「フォアグラ~ロッシーニ仕立て~」は、フランス産のフォアグラのパテをヴィンテージのポートワインを煮詰めたソースに合わせ、ビターなショコラのガナッシュで包み込んで「牛ヒレ肉とフォアグラのロッシーニ風」を表現した。デセールの「クレーム・ブリュレ」は塩味のあるキャラメルのガナッシュと、タヒチ産バニラに卵のリキュールとホワイトチョコレートを合わせた2層で構成されている。