熊本市電と熊本電鉄の相互乗り入れも 市などの協議会、上熊本駅の結節強化に向け施策案
熊本市と合志市、熊本電鉄は29日、上熊本駅の交通結節機能強化に向け、市電と電鉄の対面乗り換えやダイヤ改正、市電と電鉄の相互乗り入れといった施策案を示した。今後は施策案の効果を整理し、優先順位や役割分担をまとめた基本構想の策定を目指す考え。 3者による協議会の第2回会合が熊本市役所で開かれ、電鉄沿線の駐車スペースの確保や駐輪場の整備、離合駅の設置といった案も示した。 交通渋滞の緩和に向け、熊本市は「車の1割削減、公共交通機関の利用2倍、渋滞半減」を熊本県と目指している。協議会も、これを目標として共有することを確認した。 熊本市の大西一史市長は「上熊本駅の話だけでなく、熊本電鉄沿線の開発などで利便性を高めていくことが重要だ」と述べた。(山下雅文)