千歳のラピダス工場を武藤経産大臣が視察
きょう武藤容治経済産業大臣が、次世代半導体の量産を目指すラピダスの工場を視察しました。 武藤大臣はラピダスの小池社長から工事の進捗状況などについて説明を受けました。ラピダスは来年4月に試作ラインの稼働を予定しています。試作ラインの建屋の工事は、全体の8割ほどが完了しているということです。小池社長はことし12月までに試作ラインを動かすための設備の搬入を終える予定だとしています。 また、トヨタ自動車とデンソーが、ラピダスに対し追加出資する意向を固めたことが分かりました。ラピダスは増資で1千億円規模の調達を目指していて、課題の一つである資金の確保に向けて前進した形です。トヨタとデンソーは出資額や時期については検討中としていますが、これでラピダスの現在の株主企業の8社全てが、増資に応じる方向となりました。ラピダスには三菱UFJ銀行など4行が最大で合わせて250億円を出資する方針を決めています。