「炎上に便乗している」「スタッフが燃やそうとした?」…との声も。リュウジ「セブン酷評動画」が大炎上した本質理由
セブン-イレブンの「上げ底弁当」疑惑をめぐり、YouTubeを中心に活動する人気料理研究家のリュウジさんが、SNSで炎上している。スタッフが選んだ商品をレビューしたのだが、用意されたラインナップに「定番ではない」「ただの炎上便乗では」などと、ツッコミが入ったのだ。 【画像18枚】酷評レビューされた商品を検証してみると 商品選定について、リュウジさんらは謝罪したが、その直後にセブンの競合であるファミリーマートとリュウジさんのコラボレーションが発表されたことで、そのタイミングの悪さから、より火に油を注ぐことになった。
ネットメディア編集者として、これまで幾多の炎上を見てきた経験からすると、ここまで燃えさかってしまうと、しばらくは収まらないと予想している。その要因について、考察してみよう。 ■「炎上に乗っかった便乗だ」と批判が相次ぐ セブンをめぐっては、運営するセブン&アイ・ホールディングス(HD)の経営方針転換で揺れているなか、文春オンライン(2024年10月25日公開)に掲載されたセブン&アイHD専務で、セブン-イレブン・ジャパン社長である永松文彦氏の発言が話題になっている。
【画像18枚】リュウジさんが酷評レビュー、セブンの商品を買って検証してみると… 文春記事で永松氏は、セブンの弁当が「上げ底」になっているといったウワサに対して、「なってませんでしょう? (笑)」「アコギなことはできないんですよ」「事実をもって投稿してほしい」と否定。強気の発言から、Xでは「上げ底弁当」がトレンド入りし、炎上を招いた。 その話題が盛り上がるさなかの10月26日、リュウジさんのYouTubeチャンネルに投稿されたのが、「上げ底弁当でめちゃくちゃ炎上してるセブンの弁当が本当に『やっている』のかガチレビューします」と題した動画だ。
スタッフが用意した「売れ筋、新商品、定番」の商品を、リュウジさんが実際に食して、「上げ底」を確認するとともに、商品レビューするといった構成となっていた。結論から言えば、動画冒頭からリュウジさんから「これだけ炎上しているなら、(上げ底戦略から)撤収してるんじゃないの?」との予想があったように、明確な「上げ底」と認定される商品はなかった。 つまり「上げ底」をフックにしつつ、料理研究家ならではの「味の評価」に終始した内容であったが、多くの視聴者には、重箱の隅をつついて「たたく要素を探している」ように見えたようだ。