「炎上に便乗している」「スタッフが燃やそうとした?」…との声も。リュウジ「セブン酷評動画」が大炎上した本質理由
あまり知名度の高くない商品も多かったことから、SNSや動画のコメント欄には、「炎上に乗っかった便乗だ」「スタッフが燃やそうとしている」といった指摘が相次いだ。 ■好評を博していた「食べ比べ」動画 これらの批判を受けて、10月31日には「セブンの商品を酷評したら炎上してしまった件についてもう一度チャンスをください」と題した動画を公開した。 リュウジさんは冒頭からスタッフと並んで謝罪しつつ、改めて「(スタッフが)セブンの“売れ筋”を事前に全部食べて今日持ってきた」と紹介した。スタッフも「僕の“リサーチ不足”と、リュウジさんに対する態度で、皆さんに不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」と頭を下げた。
リベンジとなった2本目では、高評価の商品が続出し、エンディングでは改めて「前回、“学び”のない動画になってしまい、お蔵入りも考えた」としながら、スタッフの気概から「せっかく持ってきてくれたものをぜひ出したい」と、公開に至った経緯を説明した。 リュウジさんは、自宅でもクオリティーの高い料理を自炊できる「至高のレシピ」や、二日酔いのだるい状態でも作れる「虚無レシピ」といった、家庭用の調理動画で人気を集めている。ここ数カ月は、市販品を並べての「食べ比べ」動画でも好評を博していた。今回のセブン動画も、ここにカテゴライズされる。
人気料理研究家による率直な評価は、これまでも話題になってきた。9月には弁当チェーン店「ほっかほっか亭」の商品レビュー動画を上げたところ、運営企業である「ほっかほっか亭 総本部」商品本部本部長名義でのXポストが投稿された。 そこで同社は「どう改善したらより美味しくなるかを議論させていただき、より良いものをリニューアル発売させていただければ」と、商品開発への協力をオファー。やりとりをふくめて、ネットユーザーから注目をあびた。
■炎上が続くなか、ファミマコラボを発表 しかし、今回の「セブン酷評」は、しばらく尾を引くことになりそうだ。その最大の要因は、競業であるファミマと、リュウジさんのコラボレーション商品が11月5日から販売されたことにある。 今回は至高シリーズの商品を元に、麻婆豆腐&炒飯、トマトパスタ、ペッパーベーコンエッグおむすび、上海風焼そば、チキン南蛮の5品が、期間限定で発売される。ファミマがコラボを発表したのは11月1日。つまり動画2本目の公開翌日だった。