Mrs. GREEN APPLE大森元貴 不安な気持ちになって夜に涙する…10代リスナーの悩み届けた言葉とは?
3人組ロックバンドMrs. GREEN APPLE(大森元貴(Vo/Gt)、藤澤涼架(Key)、若井滉斗(Gt))がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」(毎週月曜 23:08頃~)。 11月4日(月・振休)の放送では、プレッシャーに押しつぶされそう……と悩む生徒(リスナー)から届いたメッセージを紹介。ミセスのメンバーがアドバイスを送りました。
――リスナーからのメッセージ
最近、涙を流してしまう夜が続いています。小学6年から中学1年になって勉強が急に難しくなり、部活も始まりました。人間関係などでプレッシャーが重くなったり、期待に応えないといけないと思ってしまうことが多々あります。ミセス先生はこんなことがあったら、どうしますか? また、このような体験はしたことがありますか?(13歳)
――ミセスからのメッセージ
藤澤:僕が書いた文章なのかなって思うぐらい、すごくわかるよ。布団に入ってさ、いろんなこと考えちゃうのよ。ぐるぐると。 大森:わかる。 藤澤:明日のことで不安になったり、人と会うのも怖いなと思っちゃうときもあると思う。自分は寝るときに、今日自分ができたことやよかったことを1、2個思い出すようにしてる。 大森:大事だな、めっちゃ。 藤澤:そのサイクルを作るとさ、寝るときに「これをしてよかったな」って思えることを1日のなかで1個はやっておこう、みたいな気持ちになる。 大森:なんでもいいと思うんだ、マジで。風呂洗ったりとかでいいと思うんだ。 若井:そうね! 大森:僕もあるんですよ、意外と。28歳とかになっても意外とあるっすよね。僕はこの職種的に、朝パッと起きたときに気持ちがどよ~んとしてるのに、意外とその日ライブだったりとかするわけ。 若井:そうなんだよね。 大森:別に“だから嫌だ”とかじゃなくて。そんな自分と向き合っていくことってとっても難しそうなんだけど、俺の場合はメンバーと会ったり、リハーサルをしたり、本番を迎えると、その気持ちがだんだんごまかされていく感覚になる。 自分の気持ちの流れというか、マインドってすごく流動的であるというか。そんな自分に苦しんじゃうんだけども、その気持ちもいつか流れていく。そういう、どこかで“諦め”みたいなものも必要かなって思う。 楽しかったこともすぐに終わっちゃったりするけれど、同じように苦しかったりつらいことも意外と流れていくものだし。新しくやってくるのが楽しいことなのか、つらいことなのかは、わからない。だけど、(やってくるものは)ずっとそこにいてしまうわけでもないから。 そのときはすごく怖いし不安かもしれないけれど、目を瞑ってみたり、好きなドラマ観てみたりする。1時間でも5分でも、なんでもいいから“時間を流す作業”ってのは必要かなって思う。「みんなそうだから」と言ってどうにかなるものじゃないけれど、りょうちゃんだって、若井だってそういう日もあるだろうし、僕だってあるって。そういうものだよ、っていう感じかな。 だから、そういうときはこうやって、この番組「ミセスLOCKS!」にお便りを送るだけでもいいと思うんだ。俺らがそれを見るっていうことで、何かの役に立つんだったら、そういうふうに「ミセスLOCKS!」を使ってほしいなって俺は思うよ。 気持ちの流動性の話をしたけれど、いろんな部分で我々は突き動かされてるな、という曲を私は意外と書いていたりするので、ぜひ聴いてほしい。 この曲は楽しいときに聴くとすごく背中を押される気もするんだけど、切ないときに聴いたら心に寄り添ってくれる側面を持っている楽曲だと思います。好きなようにこの曲と向き合ってほしいです。Mrs. GREEN APPLEで「Feeling」。 (TOKYO FM「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」2024年11月4日(月・振休)放送より)