話題の新作をメッタ斬り!年末年始配信の韓国ドラマ3本を本音レビュー
映画ライター・コラムニストの渥美志保さんが、2023年の年末配信スタートの超新作のなかから3作品セレクトして、忖度なしの本音レビュー。 【写真】“Netflixの息子” 韓国俳優、ソン・ガンの歴代写真ギャラリー ーーーーー バタバタしてたら年末で、今年も各配信で「年末年始に見てね!」っていうスペシャルな企画が次々出てきてるわけですが……聞こえてきます、聞こえてきます、「多すぎてどれ見たらいいかわからないんだよ!」って声が! そんなみなさんに変わって、韓国ドラマ廃人の渥美が各ドラマをレビューしてみました!「とかなんとか言っちゃって、どれもこれも面白いって、毒にも薬にもならない配信の回し者的なレビューなんじゃないの?」とか思いましたね!違います!と自信を持って言えるぶっちゃけレビューです!もちろん見るか見ないかはあなた次第!今年最後のドラマをぜひぜひ楽しんでくださいませ!
1. Sweet Home -俺と世界の絶望- シーズン2
人間が次々と謎の怪物と化し廃墟となったソウルを舞台に、生き延びた人々のサバイバルを描くSFホラーアクション。前シーズンのラストで、あるマンションで生き延び、軍隊によって軍が仕切る避難所に移送された登場人物たちは、それぞれに非人間的なひっでー扱いを受けることに。特に完全に怪物化しない「特殊感染者=MH(モンスターヒューマン)」のソン・ガン(『マイデーモン』)は、実験体としていろんなひどい目に合わされます(それもなぜなの、常にマッパで!)!でもって新たな能力ーー怪物に人間だったことを思い出させる力みたいなのを目覚めさせてゆきます!
一方、マンションの仲間たちは、他に出演作が決まってるんでしょうか、何人か死んだりしまして、メインの人物は何人かに絞られてきます。一人は兄イ・ドヒョン(『グローリー 輝かしき復讐』)の死が信じられず探し歩くコ・ミンシ(『智異山』)。彼女に惚れた軍人のジニョン(『警察授業』)がそんな彼女を守るべくくっついて歩く羽目に。一方、感染者の夫を探し続けていた妊婦消防士イ・シヨン(『グリッド』)は怪物めいた娘キム・シア(『生まれ変わってもよろしく』)を産み、殺すべきかどうか葛藤するわけです!