「セッチュウ」の桑田悟史が第107回「ピッティ」のゲストデザイナーに
イタリア・フィレンツェのメンズ見本市ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO以下、ピッティ)は、2025年1月14~17日に開催する第107回のゲストデザイナーに、「セッチュウ(SETCHU)」の桑田悟史クリエイティブ・ディレクターを招待する。 【画像】「セッチュウ」の桑田悟史が第107回「ピッティ」のゲストデザイナーに
同氏は1983年生まれ、京都府出身。高校卒業後にビームス(BEAMS)の販売員として勤務し、21歳で服作りを学ぶため渡英する。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校に通い、卒業後は「ガレス ピュー(GARETH PUGH)」のアシスタントを経て、カニエ・ウェスト(Kanye West)改めイェ(Ye)のアトリエやリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)時代の「ジバンシィ(GIVENCHY)」、「イードゥン(EDUN)」でデザイナーとしての経験を積んだ。2020年に自身のブランド「セッチュウ」を設立し、22年には伊「ヴォーグ(VOGUE)」による新人デザイナーコンテスト「フー・イズ・オン・ネクスト?」での最優秀賞をはじめ、数々の賞を獲得する。23年に「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ」のグランプリを受賞。
ピッティのコミュニケーション&イベントディレクターを務めるラポ・チャンキ(Lapo Cianchi)は、「『セッチュウ』という名前は、日本文化と西洋文化の間にある等距離点を意味し、異なる世界を隣り合わせに置いてコンテンポラリーの名の下に粘り強い折衷主義で対話を続けている。次回のピッティのために考案したイベントも、興味深く斬新なものになると確信している」と述べた。
桑田は、「来年1月のピッティで、『セッチュウ』初のショーを開催できることを光栄に思う。汎用性、時代性、職人技、機能性というコンセプトでコレクションを披露し、知識豊富な観客の皆さんと分かち合えることを楽しみにしている。このような機会を与えてくれたピッティの皆さんに深く感謝している」とコメントした。