音楽プロデューサー・松尾潔氏 星野源に紅白歌唱曲の再考要求「どうか考え直して」 主題歌作品監督の性加害報道が理由
音楽プロデューサーの松尾潔氏が23日、自身のX(旧ツイッター)を更新。この日発表されたNHK紅白歌合戦の曲目について触れ、歌手・星野源に対して選曲を再考するように求めた。 【写真】「俳優Tは私」性加害報道を受け告白した俳優 松尾氏はXで、星野自身が紅白で「星野源は『地獄でなぜ悪い』を披露します!」とした投稿を引用。「ぼくは面識がありませんが、彼ほど優れた表現者なら、ポップミュージックはつねに弱き者の側に立つことを熟知していると信じています。選曲の背景にどんな事情があったのか知る由もないけれど、源さんもNHKもどうか考え直してください」と要求。さらに「あわせて、源さんと直接連絡が取れる音楽家たちが彼に提言することを切に願っています。本物の仲間なら、友が考えをよき方向に改めることを後押しするよね!」とつづった。 星野が歌う「地獄でなぜ悪い」は、園子温監督がメガホンを取り2013年に公開された映画「地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?」の主題歌で、星野は俳優としても出演している。 園監督は22年に一部週刊誌で、監督する作品への出演を条件に女性俳優らに性的関係を迫ったなどと報じられ、昨年末に和解していた。松尾氏は自身の投稿に「#性加害 #性加害問題」と加えており、園監督の性加害報道が再考を求める理由であることを示した。 松尾氏は昨年7月、ジャニー喜多川氏の性加害問題を巡り、シンガー・ソングライターの山下達郎の事務所から契約を解除され話題に。今年7月には、日本テレビ系「24時間テレビ」の出演者に対し、「出るというならその理由を表明する責務がある」と訴えて物議を醸した。