少し重たい真夏のグリーン攻略法は、“強気なパット” ではなく“順回転パット”
では、自分の距離感を失わないように、強く打つことなく、思った通りの距離に転がるパットを打つためには、どうすればよいのだろうか。 そこでおススメするのが、転がりのいい「順回転」のかかる打ち方だ。これができれば夏場の重いグリーンでも球足が伸びる球が打てる。 青山プロは、「ボールの転がりは、インパクトの瞬間にある程度決まってきます。インパクトで打ち出されたボールは、パターのロフト角の影響でわずかに空中をキャリーした後に地面に着弾してから順回転がかかり始めます。前に向かってきれいにキャリーするとスムーズに着弾することにつながり、その後、スーッと球足が伸びる順回転につながるわけです。順回転が打てるようになれば、カップに向かってあとひと伸びしてくれるので、手前で止まってしまうということがなくなります。この順回転がかかる仕組みを理解しておくと、何でもかんでも強めに打つこともなくなります。さらに、パットに順回転がかかると球がよじれにくく、直進性も増します」。
★“順回転パット”のメリット3つ★ ① カップ際でよれない カップ手前で勢いを失っても、順回転がかかっているとカップ際でもうひと伸びしてくれるため、カップインの確率が上がる。 ② 上りでショートしにくい 転がりのいいパットを覚えれば、ショートしやすい上りのパッティングでも球足が伸びるのでしっかりカップに届いてくれる。 ③ ラインを薄く読める 順回転がかかると球がよじれず直進性が増す。夏場の重いグリーンでもカップを外さずに薄めのラインで打てる機会が増えるはずだ。
=== 青山プロが教える「“順回転”を手に入れる3つのポイントと4つの練習法」は2024年8月6日号の「週刊ゴルフダイジェスト」、もしくはMyゴルフダイジェスト(要会員登録)にて掲載中。 TEXT/Masaaki Furuya PHOTO/Hiroshi Yatabe、Yasuo Masuda THANKS/ETGA東京校 100 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年8月6日号「“順回転パット”を身につけよう!」より一部抜粋
週刊ゴルフダイジェスト