契約更改を終えた日本ハム・達孝太

　日本ハム・達孝太投手（２０）が２６日、エスコンフィールド内の球団事務所で契約更改を行い、今季年俸１０００万円（金額は推定）からのアップ提示を受けてサインした。 　天理高（奈良）から２１年ドラフト１位で入団した１９４センチの大型右腕。３年目の今季は１試合の登板となったが、１０月３日・ロッテ戦（ＺＯＺＯ）で５回３安打無失点と好投し、プロ初勝利をマークした。 「一言で言うと、いい１年だったなと思います。たかが１勝ですが、これから長くプロ野球人生をつなげていきたい。その始まりの年、一歩踏み出せたいい一年だと。周りの方は本当に喜んでくれて、ひとついい恩返しになったかな」と笑みを浮かべた。球団からは「来年はもっともっと頑張ってもらって飛躍の年にしてください」と期待され「自分自身いっそう、気を引き締めて頑張りたいなと改めて思いました」と話した。 　１２月上旬から、自主トレのため単身で渡米する。昇給分の使い道は「アメリカに２０日間ぐらい行く。そこにお金がかかるので、その分にあてようかなと思います」と明かし「アリゾナのほうに（行く）。日本人ですけど、日本人じゃないような体をしているので、向こうの人にいろいろなトレーニング方法だったり、投げること、感覚は近いものがあると思うので吸収できたら。このオフが他の選手と差をつけられる期間になる。誰よりもトレーニングして、差をつけたい」と成長を誓った。 　来季の目標には開幕ローテ入りからの「１５勝」を設定。渡米には約３００万円以上かかるというが「それで１０００億円稼げる可能性もあるので。（将来的に）それで１０００億円稼げたら、どんな投資話よりもいい投資になる」と野望を抱いた。