東京VがCB林尚輝&FW染野唯月を獲得! 今季は鹿島から期限付き加入「チームの為に全力で闘います」
東京ヴェルディは25日、鹿島アントラーズから期限付き移籍で加入しているCB林尚輝とFW染野唯月の両選手が、2025シーズンより完全移籍に切り替わることを発表した。 1998年6月9日生まれの林は現在26歳。鹿島アントラーズでプロキャリアを始めると、2023年に東京ヴェルディにレンタル加入。負傷離脱した時期もあった中で、センターバックやボランチとして守備を支え、昇格プレーオフの2試合でもスタメン出場するなど、16年ぶりのJ1昇格に貢献した。同期間を延長した今シーズンも、公式戦32試合に出場していた。 2001年9月12日生まれの染野は現在23歳。鹿島アントラーズでプロキャリアを始めた“点取り屋”は、2022年夏に東京ヴェルディへとレンタル移籍すると、翌シーズンの前半戦こそ保有元に復帰したものの、7月に2度目の加入に至った。出場したJ2リーグの18試合で6得点を挙げて、進出した昇格プレーオフ決勝戦の清水エスパルス戦では、16年ぶりのJ1へと導く劇的PK弾をマーク。同期間を延長した今シーズンは、公式戦38試合に出場し6得点を記録している。 両選手のコメントは以下の通り。 ■林尚輝 ▼鹿島アントラーズ 「このたび、東京ヴェルディに完全移籍することになりました。鹿島アントラーズという憧れのクラブで、プロサッカー選手のキャリアをスタートさせていただけたこと、心から感謝しています。プロの厳しさを痛感する日々でしたが、試合に出るためにもがき続け、チャンスをもらい、アントラーズのユニフォームを着て、勝利に貢献してともに得た喜びは、今でも鮮明に覚えています。2年目は怪我に悩まされ、人生の中で最もサッカーができない1年でした。辛かったし、自分の力の無さを実感していましたが、大好きなチームメイトやスタッフ、そしてファン・サポーターの皆様のおかげで頑張ることができました。経験豊富で志が高く、頼りになる先輩方。いつも元気で熱い気持ちを持った若手たち。どんな時でも真摯に向き合ってくれるスタッフの方々。そして、厳しくも温かく応援し続けてくれるファン・サポーターの皆様。僕にとってこの出会いは人生の宝物であり、ともに過ごした時間はかけがえのないものです。本当に感謝しています」 「しかし、タイトルを取るため、その力になるためにアントラーズに加入しましたが、現実は厳しく力になることはできませんでした。申し訳ない気持ちと、悔しさが残っています。ですが、この決断を肯定するためには、貪欲に成長し続け、結果で示すしかないと思っています。アントラーズに在籍した選手として恥じないよう、選手としても、人としても、大きく成長した姿を見せられるように頑張ります。鹿島アントラーズに関わるすべての皆様、本当にありがとうございました」 ▼東京ヴェルディ 「東京ヴェルディに関わる皆様。2025シーズンから東京ヴェルディに完全移籍する決断をしました。2年間期限付き移籍だった僕を温かく受け入れ、共に闘ってくれたヴェルディファミリーの皆様には、本当に感謝しています。もっとこのクラブと共に成長し、上を目指したい。そして、もっとヴェルディファミリーとして認められたい。その思いが日に日に強くなり、大きな決断をしました。シーズン後半は試合に出られない日々もありましたが、終盤戦のファン・サポーターの大きな声援を聞いた時、決断が正しかったと思いました。新たな覚悟を持って、東京ヴェルディの為に全緑で闘います! 2025シーズンもどうぞよろしくお願いします!」 ■染野唯月 ▼鹿島アントラーズ 「このたび、東京ヴェルディに完全移籍することになりました。小さい頃から鹿島アントラーズで育ち、一度は離れましたが、また戻ってプロサッカー選手をアントラーズでスタートできたことはすごく嬉しかったです。タイトルを取らなきゃいけないクラブだと教えられ続け、必死に食らい付き、良い時も悪い時も、アントラーズのエンブレムを背負ってる以上、全力でやり続けました。ファン・サポーターの皆さんがカシマスタジアムで最高の雰囲気を作ってくださり、毎試合鳥肌が立ちました。僕はアントラーズの先輩方から色々なことを教えてもらい、成長することができました。アントラーズで過ごした時間は、これからのサッカー人生の財産です。成長した姿をカシマスタジアムで見せます。ありがとうございました」 ▼東京ヴェルディ 「来季もチームの為に全力で闘います。よろしくお願いします!」
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